2024年のベトナム小売市場|M&A活動が示す成長の可能性
2024年、ベトナムの小売市場は、注目すべきM&A(合併・買収)案件を通じて市場の活発さと発展の可能性を示した。以下に、主要な取引を紹介する。
MWGとCDH Investmentsの取引
モバイルワールド株式会社(MWG)は、Bach Hoa Xanh投資会社の株式5%を中国の投資ファンドCDH Investmentsに売却し、約1兆7,700億ドンを調達した。この取引により、MWGは資金を確保し、Bach Hoa Xanhチェーンの事業拡大と運営を支援できるようになった。
Masan GroupとVinCommerceの取引
Masan Groupは、VinCommerceを11億米ドルで買収した。この取引は、Masanの消費者エコシステムを拡大し、小売市場での存在感を大幅に強化する。
電子商取引市場(EC)での動き
Tikiは国際投資ファンドから大規模な資金を調達した。これは急成長するベトナムの電子商取引市場への外国投資家の強い関心を反映している。
過去の主要取引
タイの小売大手Central Groupがベトナムのスーパーマーケットチェーンの株式を取得し、所有割合を増加させた。また、AlibabaとBaring Private Equity AsiaがLazadaベトナムへの投資を強化した。特にAlibabaは、Lazadaベトナムに2億米ドルを追加投資し、ShopeeやTikiなどの競合プラットフォームとの競争での地位を強化している。
これらのM&A活動は、ベトナムの小売市場が国内外の投資家にとってどれほど魅力的であるかを示しており、市場の成長と活発な競争の可能性を示唆している。2025年にはさらなるM&Aが期待されており、特に不動産、小売、テクノロジーなどが注目の分野である。
