ベトナムは2030年までに大きく再生可能エネルギーにシフト
ベトナムの電力供給構成は2030年までに大きく再生可能エネルギーにシフトする見込みである。その比率は27%に達し、内訳は以下の通りである。
- 陸上風力発電:14.5%
- 洋上風力発電:4%
- 太陽光発電:8.5%
Statistaの予測によると、2024年のベトナムの電力生産量は2,824億kWhに達し、年間成長率(CAGR)は2.99%(2024~2029年) となり、そのうち再生可能エネルギーの生産量はCAGR成長率3.39%となる。
ベトナムは気候に関する野心的な目標を設定し、2050年までに温室効果ガスの排出量をゼロにすることを約束している。政府は再生可能エネルギー発電所と大規模電力消費者間の直接電力取引(DPPA)メカニズムを導入し、再生可能エネルギー企業に期待を寄せている。
現在、ベトナムの電力の大部分は石炭から供給されており、また、冷凍・空調産業の電力消費も問題視されている。一方で、ベトナムは再生可能エネルギー大国としての地位を築きつつある。太陽光発電の発展ポテンシャルは世界有数で、洋上風力発電のポテンシャルも高く、洋上風力発電143件のプロジェクトが計画されている。
「現在の発電能力の一部だけでも活用できるとしたら、その可能性を想像してみてください。例えば、太陽光発電の10%を活用するだけで、国全体で電力生産能力80ギガワットを賄うことができます。これらの数字は、ベトナムのエネルギーの未来を示しており、クリーンで再生可能なエネルギーが家庭、産業、都市に電力供給に大きく寄与する」とアジア・太平洋都市エネルギー協会(APUEA)のピーター・ルンドバーグ所長は述べます。
ベトナムは再生可能エネルギーとスマートエネルギー利用の両面でクリーンな電力供給を目指している。政府の野心的な目標が実現することが期待される。
