再生可能エネルギーにとっての最大の障害は財政的困難
2021年末までのFIT2の商業運転開始期限に間に合わず、臨時の販売価格となっている77の風力発電プロジェクトと8つの太陽光発電プロジェクト、合計4,734 MWの出力を持つ85の再生可能エネルギー事業はFIT価格の恩恵を受けれていない。多くのプロジェクトは期限通りに完成し商業運転を開始したが、その後に様々な障害が生じ、現在でも財政的な困難に直面しており、社会資源の無駄を引き起こしている。
バクリウ省にある合計80MWの風力発電プロジェクトは、FIT価格の恩恵を受けている。しかし、送電の制約により、計画通りの出力を引き出すことができず、財務計画にも影響が出ている。バクリウ省のホアビン5風力発電プロジェクトの投資家であるグエン・ニュ・トゥック氏は、「現在最大の障害は、AGC(Automatic Generation Control)発電計画に基づいて出力削減が優先されることです。これは、バクリウ省からソクチャン省への220KV送電線が、EVNと国営送電会社によって建設されていないからです。」と述べている。
ニントゥアン省にある450MWの太陽光発電プロジェクトでは、3年間の発電後、プロジェクトはEVNから発電収入の64%しか支払われず、残りは未払いであり、財政的な困難に陥っている。トゥルンナムグループの総経理であるグエン・タム・ティエン氏は、「EVNが現在保持している36%は約700億ドンであり、172MWには価格が設定されていない。2年間で約820億ドンを発電しても、EVNはまだ価格メカニズムを待っていると言っており、結果的に約1,500億ドンが未払いです」と述べた。
困難はプロジェクトだけでなく、地方政府もこの分野への投資を呼び込むことが難しくなる。ニントゥアンでは、運転中の46の風力および太陽光発電プロジェクトだけで、EVNが未払いとして抱えている金額は2,700億ドンに達している。現在、財政的な困難が再生可能エネルギー事業にとって最大の障害となっている。実際、この問題を解決できなければ、資源の無駄遣いとなり、再生可能エネルギーへの魅力が低下することになる。
