ベトナム科学技術省は、洋上風力発電に関する20の国家規格(TCVN)を正式に公表した。再生可能エネルギー分野における法的・技術的枠組みの整備に向けた大きな節目となる。
新たに制定された規格は、技術設計、地質調査、建設安全、タービン基準、基礎設置、送電、運営管理など幅広い分野を網羅している。策定プロセスは1年以上にわたり、国内の関係省庁、国際機関、企業などによる複数回の協議と意見聴取を経て進められ、ベトナムの実情に適合しつつ国際基準との調和も図られた。
ベトナム規格品質院の院長は、洋上風力はエネルギー安全保障の確保と2050年までのカーボンニュートラル実現に向けた戦略的な方向性であると強調。今回の国家規格は技術リスク低減や環境保護に加え、透明な法的枠組みを整え、国際投資を呼び込む効果が期待されると述べた。
また、規格の効果的な運用には、試験・認証インフラの整備、人材育成、技術進歩に対応した定期的なアップデートが不可欠とされる。
20の国家規格の公布は、資金調達の基盤づくり、技術移転の促進、サプライチェーン産業の発展を後押しし、ベトナムが洋上風力分野において地域的リーダーシップを高める契機になると見込まれている。
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