ベトナム政府は物流分野における公共投資の加速と民間参入の促進を進めており、2025年下半期にかけて物流市場はさらなる成長が期待されている。特に行政単位の再編により大規模な工業団地が形成され、サプライチェーンの変革と効率化が進展する見込みである。
加えて、ベトナム商工省は「持続可能で安定したサプライチェーン」をテーマに掲げ、物流分野におけるデジタル化・自動化・グリーン化を推進している。米国との税制交渉の結果次第では、FDIの増加やサプライチェーン再編がベトナム国内にも波及すると期待される。
ただし、運営コストの上昇や法規制の変化、新たな原産地ルールへの対応など、企業は依然として課題を抱えている。このため、ミニハブの設置や都市中心部からの倉庫移転といった柔軟な経営戦略が求められている。
また、欧州企業からはインフラ開発の加速や、国家全体での物流政策の均衡的推進が提案された。物流業界の持続的成長には、テクノロジー導入、人材育成、日中越三国の輸送ネットワーク連携も重要視されている。2025年上半期の貨物輸送量は前年同期比で14%超増加し、同分野への投資期待も高まっている。
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