日本とベトナム、JDS奨学金で人材育成を強化
日本政府とベトナム政府は、日本のJICAが実施する「JDS人材育成奨学金プログラム」に関する文書を正式に締結した。JDSは2001年から継続的に実施され、これまでに800名以上のベトナム人官僚や研究者が日本で修士・博士課程を修了し、帰国後、政府機関や各分野で活躍している。
現在、日本には50,000人以上のベトナム人留学生が学んでおり、これは世界で最も多い。日本の大学とベトナムの教育機関の連携も拡大しており、日本語教育や日本企業向けの人材育成プログラムも強化されている。JDS奨学金は、2025~2028年の新たな4年間で、年間38名の修士課程と5名の博士課程の奨学金が提供される予定であり、ベトナム政府も新たなプロジェクトの準備を進めている。
今回の署名式には、ベトナム教育訓練省のグエン・ヴァン・フック副大臣、日本の伊藤直樹駐ベトナム大使、JICAベトナム代表の菅野祐一氏らが出席した。フック副大臣は、日本がベトナムの重要な教育パートナーであることを強調し、引き続き日本の支援を期待していると述べた。特に、短期研修や専門技術分野(地下鉄、エネルギー、半導体産業など)での協力を拡大し、日本の強みを生かした人材育成を進める意向を示した。
伊藤大使も、JDSプログラムが日越関係の深化に貢献していることを評価し、ベトナムの若手リーダーがJDSで培った知識を活かし、両国の架け橋となることを期待していると述べた。2023年には、日越外交関係樹立50周年を記念し、両国関係は「アジア・世界の平和と繁栄のための包括的戦略的パートナーシップ」へと格上げされた。伊藤大使は、これを機に両国関係がさらに発展することを確信していると強調した。
