シンガポールのUOB銀行は、ベトナムの2025年GDP成長率予測を従来の6.9%から7.5%へ引き上げた。第2四半期の実質GDPが前年同期比+7.96%となり、予測6.85%(Bloomberg)や6.1%(UOB)を大きく上回ったことが背景である。上半期の成長率は+7.52%で、2011年以来の最高水準となった。
UOBは第3四半期+7.6%、第4四半期+7.2%を見込む。公的投資拡大と経済の適応力が主因である。米国が対越報復関税を当初の46%から20%に引き下げたことも追い風となる。一方、トランシップ品や半導体・家具など主要輸出品目への関税は不透明で、対米輸出額の40%超に影響する可能性がある。
UOBは2025年輸出成長率を+10%と予測(2024年+14%)。FDI流入は200億USD超が見込まれ、政府は総額480億USDのインフラ投資計画を発表した。
金融政策では再割引金利4.5%維持を予測。VNDは年初から3.4%下落し、USD/VNDレートは2025年末26,300、2026年にかけて26,000まで漸減すると見込む。UOBは、安定したマクロ基盤、堅調なFDI、公的投資拡大が2025年の成長を支える柱になると評価している。
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