ベトナム・ニントゥアン省の再エネ成長モデル
2016年から2020年にかけて、ベトナム国内のニントゥアン省では風力、太陽光、水力による電力プロジェクトが44件実施され、年間平均24.1%の電力生産成長率を達成した。これらの再生可能エネルギー関連プロジェクトは、ベトナム経済社会の急速な発展を牽引し、同省のGRDP成長率は年間平均10.2%を記録し、全国でも高い成長率を誇る地域となった。2021年から2025年にかけても、ベトナム政府の支援のもと、困難な状況にもかかわらず再生可能エネルギーは依然として経済成長の原動力となっている。
2024年時点で、57件の風力・太陽光・水力発電プロジェクトが運転を開始し、総発電容量は3,749MWに達し、国内の再生可能エネルギー総発電量の約6.7%を占める8.7億kWhの電力を供給している。また、塩や農業との土地利用の最適化を進め、乾燥地の活用も実現している。再生可能エネルギー関連の税収は県の歳入の重要な柱となり、2024年は1,163億ドンを貢献し、約1万8,500人の雇用創出にも寄与している。
さらに、ベトナム政府の方針のもと、家庭用太陽光発電設備も推進されており、2025年1月末時点で3,642件、393MWp分の設置が完了している。こうした取り組みにより、ニントゥアン省は温室効果ガス排出の97.9%削減を実現し、ベトナム政府がCOP26で掲げた2050年までのカーボンニュートラルの目標にも貢献している。再生可能エネルギー分野は同省における経済成長、環境保全、雇用創出の柱として、今後も発展が期待されている。
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