ベトナム・ホーチミン市は、総事業費約6,300億ドン(約35億円)を投じる「ビンティエン橋・道路建設プロジェクト」において、建築設計案の国際公募を開始する。公募期間は約75日間で、建築、都市計画、交通インフラ分野の専門企業やコンサルティング企業、またはその連合体が参加可能。審査委員会が評価・順位付けを行い、最適な案を市当局に報告し採択する。
同プロジェクトはベトナム・ホーチミン市南部の交通インフラ整備を目的とし、総延長約3.6km、幅員30〜40m、4〜6車線規模で計画されている。起点はベトナム6区のビンティエン=ファンヴァンチ交差点で、ヴォーヴァンキエット通りやタウフー運河・ドイ運河を越え、最終的にビンチャイン県のグエンヴァンリン大通りに接続する。
事業費の内訳は、用地補償・立ち退きに約2,900億ドン(約16億円)、建設・設備に約2,264億ドン(約13億円)、残額をコンサルティングや管理費用、予備費に充当する。完成後は国道50号線、国道1号線、南北高速道路(ベンルック〜ロンタイン)、第3環状道路など主要幹線と接続し、地域全体の交通渋滞緩和と物流効率化に寄与する見込み。
ビンティエン橋・道路計画は10年以上前にBT(建設・移転)契約方式で推進されたが、用地確保や投資手続きの問題で中止されていた。今年4月にホーチミン市人民評議会が正式に投資方針を承認し、2028年までの完成を目指して再始動した。今回の設計公募は、都市景観に調和しつつ象徴的なインフラとなるデザインを選定する狙いがある。
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