ベトナム財務省系シンクタンクである国家財政経済政策研究院(NIEF)は、2026〜2030年にGDP二桁成長(10%以上)を実現するには、成長モデルの抜本的転換が不可欠であると指摘した。2021〜2025年の評価では一定の成果を得たものの、制度整備の遅れ、生産性向上の弱さ、科学技術の貢献度の低さ、国有企業改革の停滞など、多くの課題が残るとされた。このため、資本・資源依存型の「広い成長」から、科学技術、イノベーション、デジタル転換、そして全要素生産性(TFP)を軸とする「深い成長」への転換が必要であると専門家は強調した。TFP向上には制度、市場ガバナンス、企業ガバナンスの改善およびR&D投資拡大が不可欠である。また、ハイテク製造業への集中、グリーン経済・デジタル経済・循環経済の推進、さらに交通・エネルギーインフラへの公共投資の効率化により成長波及効果を高めるべきである。
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