中国発の火鍋チェーン「ハイディラオ(Haidilao)」の海外運営会社であるスーパー・ハイ・インターナショナル(Super Hi International)は、2025年上半期にベトナム市場で43.6百万USD(約6億460万円)の売上を計上したと米国証券取引委員会(SEC)に報告した。前年同期比1.6%増であり、1日平均で6億VND(約337万円)超を売り上げている計算になる。人口1億人を超えるベトナムは、シンガポール、米国、マレーシアと並び、ハイディラオの海外売上に占める割合が10%を超える主要市場の一つである。
ハイディラオは2019年にベトナム・ホーチミン市のビテクスコタワーに1号店を開設して以来、現在までに16店舗を展開している。内訳はホーチミン市10店、ハノイ市5店、ニャチャン市1店である。同社は1994年に張勇(Zhang Yong)らによって中国四川省で創業され、いまや世界的な中国系レストランブランドに成長している。
今回の報告によると、ハイディラオの海外事業全体の2025年上半期売上は396.7百万USD(約58億8000万円)で、前年比7%増となった。テーブル回転率は1日平均3.9回を維持し、海外市場での飲食需要が底堅いことを示している。期間中に新規で8店舗を開設する一方、採算性の低い4店舗を閉鎖し、6月末時点の海外店舗数は126店となった。
利益面では、スーパー・ハイ・インターナショナルの税引前利益が34.7百万USD(約5億1400万円)に達し、前年同期比で43倍に拡大した。純利益も28.3百万USD(約4億2000万円)と黒字転換を果たした。背景には為替差益の影響が大きく、米ドル建てでの資産再評価により23.8百万USD(約3億5300万円)の未実現為替利益を計上したことが要因とされる。これにより、前年同期に記録した19.5百万USD(約2億8900万円)の為替差損から大幅に改善した。
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