ベトナム北部で500キロボルト送電線を新設
ベトナム国家送電公社(EVNNPT)は、ハイフォンとタイビンを結ぶ新たな500kV(キロボルト)送電線プロジェクトを開始する。これはハイフォン500kV変電所とタイビン500kV変電所を接続する全長38.3kmの複線送電線で、ベトナム政府の電力インフラ強化方針に基づき、北部地域の電力供給の安定と信頼性の向上を目的としている。対象地域はハイフォン市のアンラオ郡、ティエンラン郡、ヴィンバオ郡、ハイズオン省のトゥーキー郡、タイビン省のクインフー郡とフンハー郡である。
本プロジェクトの投資総額は1,983億ベトナムドンを超え、2026年第2四半期の完成が予定されている。運用開始後は、ベトナム北部の送電網の連携を強化し、系統全体の電圧品質の向上と技術的損失の低減を実現する見込みである。あわせて、地域全体の需要増に対応する形で柔軟な送電運用を支える。
この送電線計画は、ベトナム国内のエネルギー需要拡大に応じたインフラ整備の一環であり、今後の工業化や都市化を支える重要な施策である。また、送電の信頼性向上は、地域産業の安定的な成長にも寄与すると見られ、持続可能な経済成長に不可欠な基盤となる。ベトナム北部における送電網の強化は、今後の電力供給の多様化と再生可能エネルギー導入にも対応する構造改革の一部として注目されている。
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