ベトナムとロシア、原子力エネルギー協力を強化へ
2025年1月13日、ベトナムの首相ファム・ミン・チンは、ロシア連邦原子力エネルギー公社(ロサトム)のアレクセイ・リハチェフ総裁を迎えた。首相は、ロシアがベトナムの民族解放闘争や国の統一において支援してくれたことを忘れず、両国の戦略的パートナーシップを重視していると強調した。特に、平和目的のエネルギー協力と宇宙研究が有望な分野であると述べた。
ファム・ミン・チン首相は、ロシアによるベトナムの原子力分野における科学者や専門家の育成、ダラットの原子炉設計・運営、ベトナム・ロシア熱帯センターの発展、放射性医薬品の供給などに感謝の意を示した。
ベトナムは新たな繁栄と文明の時代に向けて成長の加速を目指し、2030年までに中高所得国、2045年までには高所得国を目指す方針を示している。特に、エネルギー安全保障を確保し、2050年までにネットゼロ排出を実現するために原子力発電プロジェクトを再開する意向を表明した。首相はロシアとロサトムがベトナムに対して原子力エネルギーだけでなく、平和目的の原子力科学技術の発展や社会経済の発展にも協力してほしいと期待している。具体的には、人材育成や技術移転、管理能力向上などを通じてベトナムが最大限に能力を発揮できるよう支援する手助けを期待している。そのため、首相は各省庁に対し、「人、仕事、責任、時間、成果」を明確にしながらロシア側との具体的な協力業務を迅速に進めるよう指示した。
リハチェフ総裁は、この6ヶ月間で3度目となる再会を喜び、ロサトムが長年の経験を活かしてベトナムとの協力関係をさらに推進し、高レベルの合意を実現する意向を示した。また、リハチェフ総裁はロサトムがベトナムに対して原子力発電所の建設や、産業技術の移転など、多岐にわたる協力を行う準備があることを強調し、社会経済発展への核エネルギー利用についても長期的な視点で取り組む考えを示した。
