フランス系多国籍食品企業のダノン(Danone)が、英国市場で販売した乳児用粉ミルク「アプタミル・ファースト・インファント・フォーミュラ」の一部ロットについて、毒素セレウリド検出を理由に自主回収を発表したことを受け、ベトナム保健省は関連機関に対し、当該製品の使用停止を消費者に周知するよう要請した。セレウリドはセレウス菌(Bacillus cereus)が生産する毒素で、乳幼児の健康に悪影響を及ぼすおそれがある。

出所:https://vneconomy.vn/bo-y-te-yeu-cau-ngung-tieu-thu-sua-aptamil-infant-formula-800g-do-nhiem-doc-to.htm
回収対象は800グラム包装のアプタミル粉ミルクで、賞味期限は2026年10月31日以前である。1月24日には英国食品基準庁(Food Standards Agency:FSA)が公式に警告を公表した。
ベトナム保健省食品安全局は、各省・市の保健当局に対し、ダノンが製造したアプタミル粉ミルクの登録・自己申告状況を早急に点検するよう指示した。国内で流通している場合、販売事業者に使用停止と回収を求め、輸入量、販売量、在庫量を報告させる必要がある。
また、電子商取引分野においても、関係機関がオンライン販売の停止や情報削除を求める方針である。食品安全局によれば、同製品は2018年以降、ベトナムで正式な製品登録を受けていない。
