2026年5月20日、ベトナム郵便通信グループ(VNPT:ベトナム最大の通信・IT企業)とKDDI(KDDI:日本の通信大手)はトウキョウ(東京)にて、ベトナム市場における第2の携帯通信ブランドの開発に向けた戦略的提携を発表した。これは今年3月にハノイ(Hanoi)で締結された事業協力契約を具体化するものであり、両社の長期的な協力関係における重要な節目となる。

出典:VNExpress
新ブランドは、デジタル体験を重視する若年層やテクノロジー愛好家をターゲットに定めている。プロジェクトの最大の特徴は、日本国内で実績のあるKDDIのデジタル専用プラン「ポヴォ(povo)」のモデルを導入する点である。ポヴォは、アプリ上で柔軟にサービスをカスタマイズできる点が特徴である。本提携において、KDDIは運営ノウハウと先進技術を直接共有し、VNPTはベトナム全63省・市を網羅する現代的なネットワークインフラに加え、5G、IoT、ビッグデータなどの多様なデジタルエコシステムを提供する役割を担う。
VNPTのフイン・クアン・リエム(Huynh Quang Liem)総社長は、KDDIのようなグローバル企業との提携は、ベトナムのデジタルサービス向上を牽引すると強調した。日本側の竹澤浩(Hiroshi Takezawa)執行役員常務は、日本での運営経験が市場での差別化につながると期待を寄せている。両社は2026年第4四半期のサービス開始を目指している。本プロジェクトは、消費者に新たな選択肢を提供するだけでなく、ベトナムのデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進し、日越間の経済協力関係をさらに深化させるものである。
