スタートアップ分析機関のスタートアップブリンク (StartupBlink) が発表した「2026年グローバル・スタートアップ・エコシステム指数報告書」において、ベトナムは前回から5位上昇し、初めて世界トップ50入りを果たした。この実績により、ベトナムはアジア太平洋地域において最も成長が顕著でダイナミックなスタートアップ国(世界ランキング21〜50位のグループ)として位置付けられた。
この歴史的なランク上昇に大きく貢献したのが、ホーチミン (Ho Chi Minh) 市のエコシステムの躍進である。同市は同ランキングで世界98位に浮上し、2030年までの戦略目標である「世界トップ100入り」を4年前倒しで達成した。さらに制度面でも、ベトナム政府が2026年4月初頭に「革新的スタートアップに関する国家戦略(政府決議第86/NQ-CP号)」を公布した。これは革新的スタートアップを経済成長の不可欠な推進力と明確に位置付け、国内外の投資誘致に向けた画期的な法的枠組みを整備する初の決議である。
国際的評価の向上と大胆な制度改革の相乗効果は、海外投資家に大きな魅力を与えている。特に、模倣型から自発的なイノベーションへと市場が大きくシフトする中で、日本のベンチャーキャピタル (VC) やテック企業にとって、ベトナムのスタートアップへの投資や協業を進める絶好の機会(ゴールデンタイム)となっている。
