ベトナムの2025年における化粧品・個人ケア用品の電子商取引(EC)売上高は、主要3プラットフォーム(TikTok Shop、Shopee、Lazada)合計で74兆4,000億ドン(約4,460億円)という記録的な数字を達成した。ECデータ分析のメトリック(Metric.vn)によると、2025年第4四半期の売上高は前年同期比で23%増加し、EC市場全体を牽引する結果となった。
成長の主因は、ライブコマースや短尺動画を通じてKOL/KOCが購買意欲を喚起する「ショッパーテインメント(買い物と娯楽の融合)」モデルの普及である。プラットフォーム別では、TikTok Shopが7兆6,900億ドンで首位に立ち、Shopeeが7兆3,900億ドンでこれに続く。国際調査会社のスタティスタ(Statista)は、ベトナムの化粧品市場規模が2026年に30億ドルに達し、年平均成長率(CAGR)は8.3%に及ぶと予測している。
注目すべきは、消費トレンドが「低価格」から「高品質・正規品」へとシフトしている点である。1注文あたりの平均単価(AUP)は前年比13%増の19万3,000ドン(約1,160円)となった。特に正規代理店(ショップモール)が総売上高の64%を占めており、ベトナム人消費者が安心と品質を求めて、より高い対価を支払う傾向を強めていることが浮き彫りとなった。この市場性に注目し、韓国EC大手のGマーケット(Gmarket)がラザダ(Lazada)と提携して2,000万点の正規品を投入するなど、外資企業の参入も加速している。
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