2025年、ベトナムにおける中国製完成車の輸入が大幅に増加し、中国ブランドの存在感が一段と高まっている。ベトナム税関総局によると、同年の完成車輸入台数は20万5,630台となり、前年比18.6%増加した。このうち、中国からの輸入は4万7,895台で、前年比53.9%の大幅増であった。
中国は、インドネシア(7万8,156台)、タイ(6万6,109台)に次ぐ第3位の供給国であり、この3カ国で2025年の完成車輸入全体の93%超を占めている。現在、ベトナム市場では13の中国系乗用車ブランドが展開しており、国別で最も多い。これらのブランドが中国車輸入増加の主因となっている。
車種別では、乗用車(9人乗り以下)の輸入が15万2,854台と前年比7.1%増、トラックは2万8,338台で88.9%増と大きく伸びた。完成車輸入額は47億4,000万ドル(約7,100億円)に達し、前年比31.1%増加した。1台当たりの平均輸入額は約2万3,000ドル(約350万円)である。
一方、国内生産・組立向けの自動車部品・部材の輸入額は59億3,000万ドル(約8,900億円)となり、25.6%増加した。これにより、2025年の国内生産・組立車販売台数は39万1,296台で17%増、輸入車販売台数は21万2,838台で25%増となった。
2025年のベトナム自動車市場の総販売台数は60万4,134台と過去最高を更新し、同国は東南アジアで新車販売台数上位3市場に入る可能性が高まっている。
