
出典:VNExpress
4月15日、英航空データ分析会社シリウム(Cirium)が発表した「フライト・エミッション・レビュー2025」によると、ベトナム最大の民間航空会社ベトジェット(Vietjet Air)の二酸化炭素(CO2)排出量は、ASK(有効座席キロ)あたり64.5グラムとなり、東南アジアで最も低い水準を記録した。
同指標は座席1キロメートルあたりのCO2排出量を示すもので、ベトジェットはシンガポール航空の66.7グラム、ライオン・エアの67.1グラムを下回った。短・中距離路線が中心で燃料効率の最適化が難しい東南アジア航空市場において、同社の高い運航効率が示された形である。
この成果の背景には、東南アジアでも若い平均機齢の航空機を保有し、従来機より燃料消費を15〜20%削減できるエアバスA320neo・A321neoを主力機としていることがある。さらに、飛行データ分析プラットフォーム「SkyBreathe」や燃料最適化プログラム「SFCO2」などの先端技術を導入し、運航全体の燃料効率改善を進めている。
ベトジェットは、エアラインレイティングス(AirlineRatings)による「2025年版サステナブル航空会社トップ7」にも選出されている。ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みは、コスト競争力の向上に加え、ベトナム航空業界におけるグリーン航空会社としてのブランド価値を高めている。持続可能性を重視する国際投資家や事業パートナーにとっても、同社の脱炭素経営は注目材料となる。
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