オーストリアで6月1日〜5日、「Robots for All(すべての人のためのロボット)」をテーマに、ロボットと自動化に関する国際会議(ICRA 2026)が開催された。これはロボットおよび人工知能(AI)分野において世界最高峰の権威ある学術フォーラムの一つである。同イベントにおいて、ベトナムからはヴィングループ (Vingroup)(ベトナム最大手の民間多角 nghiệp 企業)傘下のテック企業であるヴィンロボティクス (VinRobotics)(ヴィングループ傘下の産業用ロボット専門企業)およびヴィンダイナミクス (VinDynamics)(ヴィングループ傘下のサービス用ロボット開発企業)の2社が参加した。この大型国際フォーラムへの参加は、ベトナムの技術的自立能力を証明し、従来の受託加工から設計開発へとシフトして世界のロボットバリューチェーンへ深く参入する姿勢を示している。在オーストリア・ベトナム大使のヴー・レ・タイ・ホアン氏もブースを視察し、このハイテック分野における進展を高く評価した。
VinRoboticsのVR-H3ロボットがICRA 2026のロボットパレードに参加
出典: Vietnam+
同展示会において、ヴィンロボティクスは工場や倉庫での柔軟な移動、物体の運搬、組立作業が可能な「第3世代の人型ロボットプラットフォームであるVR-H3」を披露した。一方、ヴィンダイナミクスは、生活サービス向けの多機能アシスタントとして設計された人型ロボット「Dyno(ダイノ)」(学校やホテルでのセキュリティ監視、顧客案内用)に加え、専用のアクチュエータシステムやAI訓練データセットを出展した。これら2つの人型ロボットの登場は、研究室から人間と直接相互作用するオープンな空間へと力強く移行している世界のロボット製造産業の大きな潮流を反映している。
