日本貿易振興機構(JETRO)が2月13日に公表した2025年度海外進出日系企業実態調査によると、ベトナムに進出する日系企業のうち、2025年度(2026年3月期)に黒字を見込む企業の割合は67.5%となり、2009年以来16年ぶりの高水準となった。これは5年ぶりにASEAN平均(65.3%)を上回る結果であり、域内ではフィリピン(75.3%)、インドネシア(69.1%)に次ぐ水準である。
2024年比では黒字比率が3.4ポイント上昇し、赤字企業は17.6%に低下した。製造業の業績は特に良好で、74%超が黒字を見込む一方、非製造業は61.2%にとどまった。不動産、教育、医療分野では利益改善幅が20ポイント以上となった。
2026年度の見通しについては、47.6%の企業が利益改善を予想しており、地域平均を上回る。今後1~2年で事業拡大を計画する企業は56.9%と、2年連続で東南アジア最高となった。
日系企業は、ベトナムの市場規模と成長性、低い労働コスト、政治・社会の安定性を主な魅力として評価する一方、煩雑な行政手続きや税制、労働コスト上昇を依然として課題に挙げている。
