ベトナムのセメント業界|炭素排出量削減に向けた取り組みを進める
欧州連合(EU)の炭素国境調整メカニズム(CBAM)は、2026年から段階的に実施され、2034年に正式に導入される予定である。この制度は、EUへ輸出される製品が輸出先国の炭素排出量の制限を遵守することを求める。
CBAM制度の導入は、ベトナムのセメント企業には、未だ大きな影響は及ぼしていない。ベトナムセメント協会の副会長ルオン・ドゥク・ロン氏は、ベトナムのセメント生産方法が先進的なレベルに達しており、EUへの輸出量が少ないため、心配する必要はないと述べている。
ロン氏は、長期的な目標である炭素排出量の削減に関し、