ベトナム農業環境省は、5つの戦略的方針を柱とする環境保護法改正案の意見公募を行っている。今回の改正の核心的な目的は、環境影響評価(EIA)や環境ライセンスなどの手続きを簡素化・透明化し、企業のコンプライアンスコストを削減することにある。新草案では、EIAの対象を大幅に削減し、汚染リスクの高いプロジェクトに重点を置く一方で、残りの9割以上のプロジェクトについては、より簡素な「環境登録」へと移行させる方針である。

出典:VNEconomy
今回の大きな転換点は、従来の「事前審査」から「事後監査」への移行であり、地方への権限委譲や環境データ管理のデジタル化も推進される。特に、廃棄物を「資源」と見なして循環経済(サーキュラーエコノミー)を促進し、特定の廃棄物を直接生産原料として使用することを認める方針が打ち出された。また、炭素市場のメカニズム構築も提案されており、環境保護を経済成長の原動力に変えることを目指している。
