ビングループ傘下で、ベトナム最大手の小売不動産開発会社であるビンコム・リテール(Vincom Retail/VRE)は4月23日、2026年度定時株主総会を開催した。同総会では、10%の現金配当を実施する計画が承認された。配当額は1株当たり1,000ドン(約6円)で、配当総額は約2兆3,000億ドン(約140億円)に上る。実施時期は2026年第3四半期を予定している。
2026年の業績目標について、同社は連結売上高を前年比16%増の10兆1,320億ドン(約613億円)、税引き後利益を同15%増の5兆3,750億ドン(約325億円)と見込んでいる。
ヴィンコムリテール株式会社の株主総会が4月23日午前に開催
ソース: VNExpress
ビンコム・リテールは、アジア有数の小売不動産開発・運営会社となることを戦略目標に掲げている。重点方針として、国際基準に基づくショッピングセンター運営の質向上、買い物と娯楽・観光を組み合わせたリテールテイメントモデルの開発、ベトナムへの新たな小売モデル導入、既存資産の最適化、O2O(オンライン・ツー・オフライン)モデルの統合を進める。
さらに、親会社であるビングループのエコシステム活用や、独自の海外投資機会の検討を通じて、国際市場への段階的な展開も視野に入れている。あわせて同社は、機関投資家や長期投資ファンドの誘致に向け、ASEAN企業統治スコアカード(ACGS)に準拠したガバナンス体制の強化を継続する方針を示した。2026年第1四半期の同社ショッピングセンター来客数は2桁成長を記録しており、通期業績目標の達成に向けた堅調な滑り出しとなっている。
