ハノイ市 (Ha Noi) は、観光ポテンシャルの最大化と国内消費の喚起を目指し、「夜間経済(ナイトタイム・エコノミー)」の発展戦略を強化している。最新の計画によると、同市は中心部やインフラの整った新都市圏を中心に、6~8カ所の夜間経済重点区域を形成する方針である。
本計画の主な目的は、観光客(特に外国人観光客)の滞在時間の延長と消費額の増加を図ることにある。重点開発エリアには、ホアンキエム湖周辺の歩行者天国、タイ湖(西湖)周辺、およびロンビエン区やハイバーチュン区の商業通りが含まれる。これらのエリアでは、飲食、文化芸術、ショッピング、多機能エンターテインメントサービスなど、深夜・早朝にわたる営業活動が試験的に許可される見通しである。

出典: Vietnamplus
このロードマップを支援するため、ハノイ市は芸術的な照明インフラ、夜間の公共交通機関の接続、および治安維持体制の強化に重点的に投資を行う。同時に、BRGグループ (BRG Group – ホテルやゴルフ場開発を手掛けるベトナム有数の多業種企業) やビンコム・リテール (Vincom Retail – 国内最大のショッピングセンター運営会社) といった大手企業に対し、近代的な夜間商業コンプレックスの開発への参画を奨励している。
夜間経済の体系的な計画は、首都観光の新たなイメージを創出するだけでなく、小売、飲食(F&B)、都市運営管理などの分野の企業にとって大きな投資機会となる。これは、ハノイ市が地域および国際的な観光地図において「安全で魅力的な目的地」としての地位を確立するための戦略的な一歩であると評価されている。
