ベトナム商工会議所 (VCCI – ベトナムの企業共同体を代表する機関) は、2025年版省別競争力指数(PCI 2025)を発表した。本年は「PCI 2.0」評価枠組みが初めて導入され、単なる点数比較ではなく、実質的な行政運営の質に焦点が当てられている。
本年度のランキングでは、バクニン省、ダナン市、ハイフォン市、フート省、クアンニン省の5自治体がトップグループ(アルファベット順)として表彰された。これら5自治体の共通点は均衡の取れた運営構造にあり、9つの構成指数のうち少なくとも5つが全国トップ10に入っている。
具体的には、バクニン省 (Bac Ninh – 北部の電子・半導体産業の中心地) が「先駆的な行政」および「行政手続遵守コスト」で首位となった。ダナン市 (Da Nang – 中部の観光・IT拠点都市) は「市場参入」の容易さで全国1位を獲得した。ハイフォン市 (Hai Phong – 北部の港湾・重工業都市) は、9指数中7指数でトップ10入りを果たすという極めて高い水準を記録した。フート省とクアンニン省も、資源へのアクセスや透明性の高さにより、その地位を堅持している。
特筆すべきは、PCI 2025で初めて「民間経済効率指数(BPI)」が導入された点である。制度面の「入力」を測定するPCIに対し、BPIは市場の「出力」を測定する。BPIではホーチミン市とハノイ市が首位となり、両市が国内の民間経済を牽引していることが裏付けられた。PCI 2025の結果は、省級行政区の合併を含む大規模な行政改革が進む中で、各自治体の投資環境改善への取り組みが着実に進展していることを示している。
