ベトナムの2026年首4カ月の輸出活動は、経済の堅調な回復を背景に高い成長率を記録している。計画投資省傘下の統計総局(General Statistics Office)が発表した最新データによると、輸出総額は前年同期比15%増の約1,236億米ドル(約19.3兆円)に達した。特筆すべきは、貿易収支が100億米ドル(約1.56兆円)超の過去最高水準の黒字を維持しており、マクロ経済の安定と為替の維持に大きく貢献している点である。
輸出市場別では、米国が345億米ドルで最大の輸出先としての地位を堅持しており、主に機械、設備、電子製品が牽引している。中国は第2位の市場だが、農産物や原材料を中心に成長率で他を圧倒している。また、EUやASEAN市場も自由貿易協定(FTA)の恩恵を活かし、安定した成長を見せている。品目別では、加工・製造業製品が全体の88%以上を占める主要な原動力となっており、特にコンピュータ、電子部品、スマートフォンの伸びが顕著である。
日本企業にとって、この輸出拡大トレンドは、ベトナムの輸出向け工場に対する製造機械や補助原材料の供給において大きなビジネスチャンスを意味する。米国・中国という巨大市場への輸出の安定は、現地で活動する日本の投資家が生産規模を拡大する上での好材料と言える。弊社では、貿易フローの詳細調査、競合分析、通関手続きの支援、さらにはベトナム国内でのサプライヤー探しなど、日本企業の事業展開を包括的にサポートしている。
