富士フイルム・ベトナム(日本の精密化学・ヘルスケア大手)は3月28日、タイの医療ITソリューション最大手であるJ.F.アドバンス・メド(J.F. Advance Med)と戦略的提携を締結した。両社はベトナム市場において、集中型の医療画像管理ソリューションを展開し、医療デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目指す。本提携により、多拠点展開する病院システム向けに、大規模な画像保存通信システム(VNA/PACS/RIS)の構築とデータ安全性の確保を実現する。

出典: VnExpress
富士フイルムは、世界7,500以上の医療機関で導入実績がある「Synapse Enterprise Imaging」エコシステムを提供する。同システムは、高度な3D画像処理ツールやディープラーニングを用いた人工知能(AI)技術を統合しており、臨床診断の最適化を支援する。一方、25年以上の実績を持つJ.F.アドバンス・メドは、システム構築のコンサルティングや運用フローの最適化を担う。
富士フイルムの経営陣は、ベトナムを同地域における医療デジタル分野の重点市場と位置付けている。同社は5年前から同国で画像診断ソリューションを展開しており、主要病院におけるデータ過負荷や運用効率の課題解決に向け、長期的な投資を継続する方針である。オープンアーキテクチャ(DICOM、HL7等)を採用した同ソリューションは、既存の病院情報システム(HIS/EMR)との連携も容易であり、ベトナム国民への医療サービス向上に寄与することが期待される。
