2025年末までに、ベトナム政府はラオスにおける47件の電源プロジェクトからの電力輸入方針を承認し、総設備容量は8,260MWに達した。これは、エネルギー安全保障の強化と経済・社会発展に伴う電力需要への対応を目的とするものである。本件は、2026年1月27日にラオスのトンルン・シースリット人民革命党書記長兼国家主席がベトナム電力グループ(EVN、ベトナム最大の国有電力会社であり、発電・送電・配電を担う中核企業)を訪問・会談した際に明らかにされた。
EVNによれば、近年、両国の党・政府の指導の下、電力インフラの接続や電力融通を中心とするエネルギー分野の協力は着実に進展し、ベトナム・ラオス経済協力における重要な成果の一つとなっている。EVNは、ラオス側の関係機関や企業、投資家と連携し、水力発電や再生可能エネルギー分野におけるラオスの潜在力を活用する電力連携プロジェクトを推進している。
現時点で、ラオス国内の発電所からベトナム向けに商業運転を開始した電力は合計2,379MWである。2026~2030年にかけて、さらなるプロジェクトが順次稼働予定であり、2025年1月に締結された両政府間協定に基づく電力輸入目標の達成が見込まれている。
ラオス側は、EVNのASEAN地域における実績と信頼性を高く評価し、EVNとラオス電力公社(EDL)との協力関係が、今後も長期的かつ持続的に発展することへの期待を示した。
