カインホア省共産党委員会(同省の最高指導機関)は、2030年までに同省を国際的な海上観光・サービスセンターとする戦略目標を定めた決議第14-NQ/TU号を発布した。これにより、カインホア省は観光開発でベトナム全国トップ5入りを目指し、東南アジアを代表する目的地としての地位を確立する。また、2045年までのビジョンとして、アジアを代表する海上観光目的地となることを掲げている。

出典:Vietnamplus
2030年までの具体的な経済指標として、観光総収益約90億ドル(約1兆4,100億円)を目標としている。観光客数は延べ3,300万人に達する見込みで、そのうち外国人観光客が40~45%を占める計画である。宿泊施設の規模は10万室まで拡大し、そのうち75%を3~5つ星標準とする。これらの目標達成に向け、同省はニャチャン市(中心的な観光都市)への過度な集中を避け、カムラン湾(南部重点地域)やヴァンフォン湾(北部の動力的経済圏)との地域間連携を強化し、開発空間を再編する。
新戦略では、「1つの旅、多様な体験」をモデルに、高級リゾート、宗教観光から夜間経済、ツバメの巣や沈香といった特産品まで、製品の多様化に注力する。さらに、デジタルインフラとデジタルトランスフォーメーション(DX)を優先し、目的地の管理能力向上を図る。これは、ベトナム中部市場における交通インフラ、観光テクノロジー、高級サービス分野の海外投資家にとって大きな機会となる。
