ベトナムのラオカイ省は、ラオカイ国境経済区を2045年までに現代的な国際物流・サービスハブへと発展させる戦略を強化している。ラオカイ省人民委員会(地方行政機関)が発行した決定第1533/QD-UBND号に基づき、同省は政府のビジョンを具体化するための一般建設計画の調整案を正式に承認した。この計画の主な目的は、同地域をベトナム、東南アジア諸国連合(ASEAN)、そして巨大な中国市場を結ぶ経済の原動力へと変貌させることである。
本計画では、技術的・社会的インフラの同期化に焦点を当て、重点的な交通プロジェクトや商業機能区を優先的に整備する。ラオカイ省は、戦略的投資家を選定・入札するための法的根拠として、詳細な分画計画の策定と見直しを行う予定である。国境経済区の開発は、従来の国境貿易にとどまらず、自然生態系の保全と国防・安全保障の強化を両立させた、持続可能な「都市・工業・サービス」モデルを目指している。

出典: Vietnamplus
専門家は、昆明―ラオカイ―ハノイ―ハイフォンを結ぶ経済回廊に位置する地理的優位性に加え、高速道路網の整備が進むことで、ラオカイ省の地域サプライチェーンにおける競争力がさらに高まると分析している。日本企業にとっては、倉庫インフラ、配送センター、クロスボーダー輸送サービスへの投資機会を模索する絶好の機会と言える。また、これは高付加価値サービス分野への外国直接投資(FDI)の流入を見据えた同省の戦略的な準備でもある。長期的な計画におけるラオカイ省の主導的な取り組みは、M&Aや国際的な投資協力にとって、透明性が高く潜在力の大きいビジネス環境を創出することが期待される。
