2026年3月30日から4月1日までロンドンで開催された英国最大級の食品・飲料見本市「IFE 2026」において、ベトナム産品の存在感が高まっている。在英国ベトナム大使館商務部によると、現在の英国市場は製品の透明性、健康志向(糖分・塩分控えめ、植物由来、グルテンフリー等)、および持続可能性を重視する傾向にある。以前は差別化要因であったGlobalG.A.P.やオーガニック認証は、今や市場参入の「必須条件」となっている。

ソース:Vietnamplus
今回の見本市では、ベトリメックス(Betrimex:ベトナム最大手のココナッツ製品輸出企業)などが、高付加価値なココナッツ加工品を出展し、現地バイヤーの注目を集めた。一方で、ブレグジット(英国の欧州連合離脱)以降、独自の検疫規定やラベル表示基準が適用されており、対英輸出にはEU基準とは異なる細心の対応が求められている。
ベトナム企業が英国市場で成功するためには、単なるスポット輸出から脱却し、国際基準に準拠した原材料管理や「製品ストーリー」を軸としたブランド構築が不可欠である。英越自由貿易協定(UKVFTA)の恩恵もあり、高品質なベトナム食品への需要は今後も拡大する見通しである。
