ベトナム観光業は2026年第1四半期(1〜3月)、前年同期比12.4%増となる計676万人の外国人入国者を迎え、驚異的な成長を遂げた。3月単月でも約210万人が来越しており、プロモーション活動の専門化と世界的な需要に合わせたサービス品質の向上が着実に実を結んでいる。地域別では、アジア市場が490万人超で最多を維持する一方、欧州市場は前年同期比55.6%増の120万人を記録し、主要市場の中で最も高い伸びを示した。

出典: ベトナム通信社
輸送手段別では、利便性の高い航空便が全体の82.3%にあたる556万人(前年同期比7.0%増)を占め主流となっているが、特筆すべきは陸路による入国で、前年同期比53.1%増の105万人にまで急増した。また、海路も11.4%増の14万8,200人と堅調に推移している。対照的に、ベトナム人の海外旅行者数は前年比55%減の120万人に留まり、国内観光を優先する消費動向が鮮明となった。こうしたインバウンド需要の急速な回復は、GDP成長への直接的な寄与に留まらず、宿泊施設や娯楽、高級サービス分野におけるインフラ整備を加速させ、日本企業を含む海外投資家に対して数多のビジネスチャンスを提示している。
