日本では、広島県や兵庫県を中心にカキとホタテの大量死が発生しており、地域によっては9割が死滅する深刻な被害となっている。これによって数万トン規模の供給不足が発生し、韓国、米国、中国といった従来の調達先だけでは需要を満たせず、新たな輸入先の確保が急務となっている。この状況はベトナムにとって大きな商機であり、CPTPP、RCEP、VJCEPなどのFTAによる関税優遇が追い風となっている。
一方で、ベトナム企業が日本市場に安定的に参入するためには、TFE基準に基づく微生物管理、養殖区域認証、加工施設認証など、厳格な品質要件を満たす必要がある。短期的には加工品輸出が現実的とされるが、長期的には生食用の生鮮カキ供給を実現するため、クリーンな養殖区域の整備や高度加工技術への投資が求められる。

出所:Vneconomy
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